
「心」が曙光のなかで碑銘を読む
旅の途中、「嫉妬」に惑わされて「長い待機の森」に迷い込み、「やまならし(やなぎ科)」の巨木のある空き地に着いた二人の騎士は馬を止め夜を過ごすことにした。暗闇で見つけた泉に置かれていた杯で二人が水を飲み、「心」が杯を放つと水滴が辺りに飛び散り、突然嵐が襲った。
やまならし(tramble)の下で震えながら(trambler)夜を過ごした。「心」は旅の予言と思える怪しい夢を見て翌朝早く目覚めた。曙の光の中で、泉の碑文を読んでその泉が「運命の泉」であることを知った。樹下で「欲望」は眠り続け、その足下には「心」が脱いだ兜が置かれている。
森の木々の上に朝日が昇り、手前に大きな影が伸びている。嵐の後の森の静けさが表されている。
世界美術大全集10 ゴシック2 1450年代
「心」が曙光のなかで碑銘を読む
「愛に奪われし心の書」(ルネ・ダンジュー作)より
ルネ王の画家(バルテルミー・デック?)
1457〜65年 写本装飾 29×21cm
ウィーン オーストリア国立図書館
やまならし(tramble)の下で震えながら(trambler)夜を過ごした。「心」は旅の予言と思える怪しい夢を見て翌朝早く目覚めた。曙の光の中で、泉の碑文を読んでその泉が「運命の泉」であることを知った。樹下で「欲望」は眠り続け、その足下には「心」が脱いだ兜が置かれている。
森の木々の上に朝日が昇り、手前に大きな影が伸びている。嵐の後の森の静けさが表されている。
世界美術大全集10 ゴシック2 1450年代
「愛に奪われし心の書」(ルネ・ダンジュー作)より
ルネ王の画家(バルテルミー・デック?)
1457〜65年 写本装飾 29×21cm
ウィーン オーストリア国立図書館
